㉓金型取付
各種寸法測定が終了したらついに金型を成形機に乗せます。
チェーンブロックで吊り上げる際に地面から離れるまではゆっくりと慎重に行うことを心がけましょう。
地面から離れたらスピードアップして成形機より高く吊り上げてから横移動を行います。
柱などがある場合は、ぶつからないように注意してください。
また下げる時はロケートリングの向きにも注意してください。
安全上の問題もありますので、金型を成形機の中に入れてからポンプをONにします。
(それまではポンプはOFFです。)
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適切な高さに金型も上下左右に動かし、トグルを前進→不足分はユニット前進を行います。(これは成形機の種類ごとに異なるかもしれませんので、ご留意ください。)
型が閉まったらノズルタッチの確認を行います。
ポンプをOFFにして、ノズル安全扉を開けて、ロケートリング面に紙を設置、
安全扉を閉めてポンプONにし、ノズル前進限まで前進させ、その後ノズルを後退減まで後退、ポンプをOFFにして安全扉を開けて、紙を取り出しノズルタッチに問題がないことを確認します。
芯ブレ等問題がある場合は検定員/もしくは補佐員へ申告をする必要があります。
注意点としては安全扉を開ける際はポンプOFFにするという点です。
安全は重要なファクターですので、ここら辺を怠ると減点となりえます。
ノズルタッチに問題がなければクランプを付けて金型を固定します。
取り付ける順番ですが、私の場合は
操作側固定側上、操作側可動側上、操作側固定側下、操作側可動側下を手締め。
その後同じ順番でレンチ締めを行いました。
その後半操作側も操作側と同じ順番で取付を行いました。
本来ならば安全管理上もっと適切な取付順がありますが、
1人で取り付けるとなると操作側/半操作側を何度も行き来しなければならず、
時間がかかってしまうため、このような順番で試験に臨みました。
型の取付が終わったら検定員に終わったことを伝えます。
(そうすると検定員が金型の取付に問題がないか確認を行います。)
検定員の確認が終わったらチェーンブロックを把持し、チェーンを横にスライドさせます。
その際はチェーンを下げなくてもOKです。少なくとも私の時はOKでした。
下げなくてもOKな場合は時間削減の為下げな